水道事業職員の災害対策訓練
水道水は飲料水・生活用水などに利用され、皆さんの暮らしを支えています。
しかしながら、近年多発する大規模地震・風水害などにより、水道管や配水施設などに大きな被害を受け、一時的に水道が使えなくなることが全国で多く発生しています。
上下水道部では、災害などによる断水時にも皆さんに安全な水をお届けできるよう、日頃から応急給水訓練などを実施しています。
定期訓練
水道工務課・経営総務課では、定期的に職員の訓練を行っています。
これにより、機材の操作などの手順を日頃から確認し、災害時に迅速な対応ができます。
訓練のようす
令和5年11月7日午前に、八尾市水道局との合同訓練を実施し、八尾市から本市玉手浄水場へ派遣された給水車2台に対し、浄水池から注水し、八尾市へと運搬する訓練を実施しました。
令和4年10月18日には、水道関係機器操作訓練として、エアーバック式止水機器や断水コマ、クランプなどによる応急止水の操作訓練と、水圧データロガーの設置方法の訓練を行いました。
令和4年7月27日には、アルミ製の1㎥タンクを2トンダンプに積み込み、市役所別館横にある応急給水栓前まで運搬し、タンク内部の洗浄を行うとともに、水をためる応急給水訓練を行いました。
令和4年6月27日には、玉手浄水場の浄水池から給水車へ水をため、給水車の蛇口から直接応急給水を行う訓練や、給水車を使用した圧送作業訓練を行いました。
令和4年5月26日に新安堂配水池の緊急遮断弁(地震発生時の管路破損による配水池の貯水流出を防ぐとともに飲料水を確保する為の装置)の動作などを確認しました。
令和3年12月8日には、国分東条町にある鉄工団地ポンプ場において、上流側の管路事故によりポンプ場への水の供給が途絶えた場合を想定し、給水車とアルミ製タンクを利用して、ポンプ場の水槽へ直接、水を補給する訓練を行いました。
令和3年11月9日には、柏原東高校にて、組立式タンクを使用した応急給水訓練を行いました。
令和3年7月13日には、市役所別館前の給水栓から1㎥のアルミタンクへ水をため、給水袋への給水に要する時間を計測し、応急給水訓練を行いました。
令和3年7月6日には、玉手浄水場の浄水池や緊急時貯水槽から給水車へ水をため、給水車の蛇口から直接応急給水を行う訓練や、給水車を使用した圧送作業訓練を行いました。
令和元年11月20日には、今年購入した非常用発電機を使用した訓練として、高井田地区が停電したことを想定し、玉手浄水場から高井田ポンプ場まで発電機を運び、ポンプ場の電気盤と発電機を接続する訓練を行いました。
定期応急給水訓練2
災害発生初期の応急給水活動などをお手伝いいただくボランティアで、水道事業災害時支援協力員(随時募集中)の方々の研修会として、水道事業の概要説明及び応急給水訓練を実施しています。
訓練のようす
平成28年11月17日に国分配水池で行った訓練では、配水池内から屋外の給水車まで応急給水用のホースでつなぎ、給水車に水をため、仮設給水栓(蛇口)から水道水を使えるようにする作業を行いました。あわせて、配水池内の設備や物品の配備状況、緊急遮断弁(貯水の流出を防止する装置)の動作などを確認しました。
震災対策合同訓練
大阪広域水道企業団(→企業団とは:企業団公式サイトへ)が中心となり、大阪市を除く42の企業団構成市町村と合同で、年に1回、災害対策訓練を実施しています。
この訓練で緊急時の連絡体制を確認することや、市内以外の場所での応急給水を体験することにより、災害時の府下での相互応援を円滑に行うことができます。
訓練内容(令和元年度)
地震によって堺市及び和泉市の水道施設が甚大な被害を受けたと想定し、同2市内での応急給水の応援要請を受け、その対応を他市町村とともに行う訓練を、令和2年1月16日(木曜日)から1月17日(金曜日)にかけて実施しました。
1-情報伝達訓練(令和2年1月16日 実施)
午前11時、日本水道協会大阪府支部の救援本部から、地震規模・被害想定などの条件が付与され、午後2時に堺市及び和泉市から給水車の応援要請があったため、市役所で待機している職員へ給水応援の指示連絡を行いました。
2-応急給水訓練(令和2年1月17日 実施)
午前8時、情報伝達訓練で伝えられた情報をもとに、堺市上下水道局 家原寺配水場まで給水車で急行。そこで給水車に取水した後、和泉市の災害拠点病院で給水を行いました。
訓練内容(平成28年度)
地震によって大阪狭山市の水道施設が甚大な被害を受けたと想定し、同市内での応急給水の応援要請を受け、その対応を他市町村とともに行う訓練を、平成28年10月26日(水曜日)に実施しました。
1-情報伝達訓練
午前9時、大阪広域水道企業団の訓練事務局から、地震規模・被害想定などの条件が付与されました。それを受け、柏原市が属する河南ブロック本部のある、大阪広域水道企業団 南部水道事業所(和泉市)へ参集しました。その後参集職員は、ブロック本部にて各市の被害報告や応援派遣の調整を行い、市役所で待機している職員へ給水応援の指示連絡を行いました。
2-応急給水訓練
情報伝達訓練で伝えられた情報をもとに、南部水道事業所まで給水車で急行。そこで給水車に取水した後、大阪狭山市の水道施設で給水を行いました。