令和6年度 高齢者インフルエンザ予防接種
ワクチンの効果・有効性
インフルエンザにかかる時は、インフルエンザウイルスが口や鼻あるいは眼の粘膜から体の中に入ってくることから始まります。体の中に入ったウイルスは次に細胞に侵入して増殖します。この状態を「感染」といいますが、現行のワクチンはこれを完全に抑える働きはありません。
ウイルスが増えると、数日の潜伏期間を経て、発熱やのどの痛み等のインフルエンザの症状が出現します。この状態を「発病」といいます。インフルエンザワクチンには、この「発病」を抑える効果が一定程度認められていますが、麻しんや風しんワクチンで認められているような高い発病予防効果を期待することはできません。発病後、多くの方は1週間程度で回復しますが、中には肺炎や脳症等の重い合併症が現れ、入院治療を必要とする方や死亡される方もいます。これをインフルエンザの「重症化」といいます。特に基礎疾患のある方や高齢の方では重症化する可能性が高いと考えられています。インフルエンザワクチンの最も大きな効果は、「重症化」を予防することです。
副反応
免疫をつけるためにワクチンを接種したとき、免疫がつく以外の反応がみられることがあります。これを副反応といいます。インフルエンザワクチンで比較的多くみられる副反応には、接種した場所(局所)の赤み(発赤)、はれ(腫脹)、痛み(疼痛)等が挙げられます。接種を受けられた方の10~20%に起こりますが、通常2~3日で消失します。
全身性の反応としては、発熱、頭痛、寒気(悪寒)、だるさ(倦怠感)等が見られます。接種を受けられた方の5~10%に起こり、こちらも通常2~3日で消失します。
また、まれではありますが、ショック、アナフィラキシー様症状(発疹、じんましん、赤み、かゆみ、呼吸困難等)が見られることもあります。ショック、アナフィラキシー様症状は、ワクチンに対するアレルギー反応で接種後、比較的すぐに起こることが多いことから、接種後30分間は接種した医療機関内で安静にしてください。また、帰宅後に異常が認められた場合には、速やかに医師に連絡してください。
予防接種健康被害救済制度についてはこちら
厚生労働省のホームページもあわせてご覧ください。
接種期間
令和6年10月1日(火)~令和7年1月31日(金)
接種対象者
1)65歳以上の柏原市に住民票がある方
2)60~64歳で身体障害者手帳1級(心臓・腎臓・呼吸器・免疫不全)程度又は、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害があり、日常生活がほとんど不可能な障害を有する柏原市に住民票がある方
※上記の年齢は接種当日時点です。接種当日に上記の年齢に達していない場合は全額自己負担となるため、十分ご注意ください。
接種費用(一部自己負担)
1,500円(医療機関窓口での支払額)
接種対象者のうち、生活保護受給世帯、又は世帯全員が市民税非課税の方は、健康づくり課から送付される水色のはがき「令和6年度高齢者インフルエンザ・新型コロナワクチンの定期予防接種のお知らせ」を持参することにより、無料で接種することができます。免除申請の受け付けはありません。はがきを紛失された場合は、必ず接種前に健康づくり課へ再発行の申請をしてください。
接種回数
接種期間内に1回 (1回を超える場合は全額自己負担となりますのでご注意ください)
※新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンは同時接種が可能です。
実施医療機関
柏原市内の実施医療機関で接種することができます。
※事前に予約が必要な場合がありますので、医療機関にお問い合わせください。
接種の流れ
当日の詳細 | 持ち物 | |
1.接種対象者 |
10月1日(火)以降に、直接実施医療機関に予約し、本人確認書類と接種費用をご持参のうえ接種を受けてください。 |
・本人確認書類(健康保険証、運転免許証、マイナンバーカードなど) ・接種費用:1,500円 |
2.接種対象者 |
9月下旬~10月上旬頃に健康づくり課から、水色はがき「令和6年度高齢者インフルエンザ・新型コロナウイルスワクチンの定期予防接種のお知らせ」を郵送します。はがきが届き次第直接実施医療機関に予約し、本人確認書類と水色はがきを持参のうえ接種を受けてください。 |
・本人確認書類(健康保険証、運転免許証、マイナンバーカードなど) ・水色はがき |
3.任意接種対象者 |
費用の助成はありませんので、医療機関(かかりつけ医等)に直接予約していただき接種してください。 ※接種費用に関しては直接医療機関にお問合せください。 |
・本人確認書類(健康保険証、運転免許証、マイナンバーカードなど) ・接種費用 |
その他
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