PM2.5
PM2.5に関する情報
PM2.5について
PM2.5とは、大気中に浮遊している直径が2.5μm(マイクロメートル:1mmの千分の1)以下の小さな粒子の総称です。
大気中にはPM2.5のような微粒子は常に存在しています。
発生源は様々で、黄砂や火山活動などの自然現象によって発生したり、物の燃焼やガス状の大気汚染物質の化学変化など人工的な原因によって発生したりします。
健康への影響
呼吸器系や循環器系への影響が懸念されています。
特に、呼吸器系の疾患を持つ人は、健康な人よりも影響を受けやすい可能性があるため、PM2.5の濃度が高い日などは体調の変化に注意をしてください。
PM2.5濃度の単位について(時間値と日平均値)
PM2.5の濃度は、各測定局で1時間毎に測定されています。この1時間毎の測定値を「時間値」、1日の時間値の平均を「日平均」といいます。環境省の定めた暫定基準(70μg/m3)は「日平均値」での値になります。
環境省のホームページにより詳しい情報とQ&Aが掲載されていますのでそちらもご覧下さい。
PM2.5に関する環境省の指針の概要
注意喚起のための暫定指針
日平均値 | 70μg/m3 |
注意喚起の判断に用いる値 |
(朝) 午前5時~7時の時間値の平均が85μg/m3を超えた場合 (昼) 午前5時~12時の時間値の平均が80μg/m3を超えた場合 |
注意喚起時の行動の目安(例) |
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※平成25年11月13日に行われた第5回専門家会合により昼の注意喚起の指針が追加されました。詳しくは環境省のPM2.5に関する情報のページをご覧ください。
PM2.5の測定状況
府内の大気汚染状況については大阪府が常時監視を行っており、PM2.5については柏原市内では府立修徳学院に測定局が設置されています。
測定データについては、大阪府のPM2.5に関する情報のページをご覧ください。
PM2.5高濃度予測時のメール配信サービス(大阪府)
大阪府では環境省が定めた暫定指針の注意喚起基準に達した場合及び黄砂が飛来した場合に、PM2.5高濃度予測の注意喚起をメールでお知らせするサービスを提供しています。
登録方法は大阪府のPM2.5に関する情報のページをご覧下さい。
なお、柏原市では、保育所、学校、高齢者施設など市内の公共施設に対してこのメール配信サービスに登録するよう周知しています。
よくある質問と回答
PM2.5が高濃度になった場合はどうしたらいいですか?
次のような対策が有効と考えられます。
- 屋外での長時間の激しい運動や外出を避ける
- 微粒子の捕集効率が高いマスクを着用する
- 屋内では窓の開け閉めを必要最小限にする等なるべく外気が室内に入るのを防ぐ
- PM2.5除去効果のある空気清浄機を使用する
※呼吸器疾患のある方や、小児、高齢者については体調に応じてより慎重に行動してください。
PM2.5はマスクで防げますか?
市販されているマスクの中には、性能を表す規格として、「PFE(微粒子ろ過効率) 95%以上」、「N95 規格適合」、「DS1 規格適合」等といった標示がされているものがあります。
これらは0.1μm等の小さな粒子等を除去する性能を表すもので、PM2.5の予防にも一定の効果があると考えられています。
なお、マスクを使用する際は十分な効果を得るため、顔の大きさに合ったものを選び、正しい方法で着用しましょう。
PM2.5は空気清浄機で除去できますか?
市販されている空気清浄機の中には、PM2.5のような微粒子を除去できるものもあります。個別の製品の効果については販売店・メーカー等にお問い合わせください。
PM2.5の濃度を知るにはどうしたらいいですか?
大阪府内の濃度は大阪府のPM2.5に関する情報ページで確認できます。
また、大阪府の提供する、1日の日平均値が基準を超えるおそれがある場合にメールで注意喚起を知らせてくれる防災情報メールサービスもご利用いただけます。
学校などでの対応はどうなっていますか?
柏原市では、市内の公共施設(学校、保育所、高齢者施設など)に対して、大阪府が提供する防災情報メール(PM2.5高濃度予測時に注意喚起メールを配信するサービス) への登録を周知しており、この防災情報メールの注意喚起をもとに環境省の指針に従い対応するよう要請しています。
水道水がPM2.5で汚染されることはありますか?
水の中に入ったPM2.5は、「凝集沈殿」と、「急速ろ過」という浄水工程で取り除くことができるため、安心してお飲みいただけます。