柏原市まちづくりに頑張る自治会・団体に対する補助金 令和4年度事業報告

2023年7月11日

令和4年度柏原市まちづくりに頑張る自治会・団体に対する補助金事業について、下記のとおり報告します。

■申請団体数                            2 団体

■補助決定団体数             2 団体

■上記のうち補助事業取下団体数      0 団体

■補助金交付団体数           2 団体

■補助金交付決定額            154,000 円

■補助金返還額               0 円

■補助金確定額              154,000 円

■各団体からの報告内容   下記のとおり(順不同)

 

  • 団体名・・・・・・・・・・・・柏原市市民歴史クラブ
  • 事業の名称・・・・・・・・・・歴史資料館での展示作品の製作および歴史の町柏原を

                 府内外にPRする活動

  • 事業実施場所・・・・・・・・・柏原市立歴史資料館・大阪府立中央図書館
  • 事業の経過及び結果の概要・・・

 令和5年3月25日から6月11日まで柏原市立歴史資料館で行われる春季企画展「高井田山古墳」に作品2点を作成 

【1】5世紀当時の「高井田山古墳」の遠景ジオラマを作成した。

(製作寸法900mmx1800mx300) 

【2】高井田山古墳の「ドーム式丸屋根の玄室」の断面形状の再現模型及び当時の玄室内の様子がわかるように詳細に作成した。

現在では見ることのできない古代の高井田山古墳の遠景また、今は壊れて見ることが出来ないドーム式丸屋根、玄室内部をリアルに制作表現した。またジオラマ模型や写真パネル等の展示を通して、歴史の町柏原を府内外にPRすることができた。

________________________________________

 

  • 団体名・・・・・・・・・・・・MAP(Mirai Art Platform)
  • 事業の名称・・・・・・・・・・アートプレイラボ創出
  • 事業実施場所・・・・・・・・・BB(芝生広場)、ノーウェア柏原、ふれあいステーショ

                   ン、柏原市民プラザ

  • 事業の経過及び結果の概要・・・

11月13日  妖怪切り紙:辻笙:ノーウェア 柏原

11月3日−8日 柏原をえがく展出展:ふれあいステーション(国分)

1月29日  シン柏原船:U-KO&松田真魚:柏原市民プラザ 

実施体制:コムラボ会合を生かした企画調整、アート団体等とのコラボ

 

参加者(対象者)の範囲及び人数

10月16日  43名、サポーター10名講師1名

11月13日  12名、サポーター9名講師1名

11月3日−8日  43名、他150名

1月29日  28名(市外 1名含む)サポーター9名講師2名

広報体制:をかしわらマルシェやSNSを生かした広報

目標への到達度及び得られた効果

・子ども及び子育て世代に対する応援メッセージ発信:楽しい自由な表現文化。3回のワークショップを通じて、自由に創造表現の可能性を生み出し、保護者の関心も高く地域として存在感を高めた。

・地域の芸術文化の基盤の拡張:ワークショップ文化のムーブメント 。柏原から文化・芸術を発信する「柏原をえがく展」での出展では、子どもたちからの表現の刺激は、地域における文化・芸術の土壌を育むことにもつながった。

・新たなまちの魅力:まちづくりとの連動とコミュニティの活性化。芸術文化を触媒に、商店街などに地域の人々との交流を通じ、中心市街地やコミュニティ活動の活性化に結びつけた。

・地域資源のPR:大学との連携や若い人材の交流結集育成

サポーターに大学生を巻き込むなど学生の主体的・対話的な学びを培い、それを生かした人材の輩出につなげた。

________________________________________

 

● 令和4年度採択事業の報告(講評)

 令和4年度は、引き続きコロナ禍での様々な活動制限があったなかで、柏原市のまちづくりのために活動をしていただきました「柏原市市民歴史クラブ」、「MAP(Mirai Art Platform)」の皆さまには感謝を申し上げます。

「柏原市市民歴史クラブ」さんは、柏原市歴史資料館と関わって長年、柏原市の歴史遺産をジオラマや模型展示によって、魅力発信をしていただいています。柏原市には豊富な歴史遺産がありますが、それらは必ずしも市内外の皆さんによく知ってもらっているとは言えないのが課題ではないかと思います。今回の高井田山古墳の横穴式石室の模型などは、いま市の歴史資料館で展示中ですが、それ以前に大阪市中央図書館でも展示していただきました。このことによって、柏原市のみならず、市外の方々にも柏原市の歴史遺産を発信し、柏原の知名度アップにも貢献していただきました。市の歴史を生かしたまちづくりに貢献していただいたことにお礼申し上げたいと思います。今後は、これまで制作された模型やジオラマの、さらなる活用、たとえば市内の小中学校への出前授業などをお考えいただき、柏原市の歴史を愛する歴史ファンを増やしていただけましたらと思います。

 

「MAP(Mirai Art Platform)」さんは、子どもたちに美術に触れ、表現活動の楽しさに出会うことができる活動をしていただきました。子どもの美術教育面においても、意義ある活動です。柏原市には近くに美術館がありませんし、子どもが学校以外でアートの創作活動に親しめる場は少ないのではないかと思います。「MAP(Mirai Art Platform)」さんによる子ども向けのワークショップは、単なるモノづくり体験や創作活動体験ではなく、「わくかくかしわらマップ」づくりや「シン柏原船」など、子どもたちが柏原市について気づいたり、柏原市の歴史を知る機会につながっている点が評価できます。活動が地域の歴史や文化との関連していることが大きなポイントです。子どもたちの活動の場を提供してくださっていることは、子育てのまちづくりにもつながっていますし、子どもたちや保護者どうし、ワークショップのサポーターとのコミュニケーションが生まれるなどの点で貢献していただいています。素敵な活動に対し、お礼申し上げます。

今回は2団体のみとなりましたが、たとえば歴史とアートなど、活動団体がコラボレーションすることで、あらたな活動が生まれるのではないかと思います。

この活動助成は市民によるまちづくり活動を支援するという、柏原市の特徴的なまちづくり施策の一つです。ぜひ多くの団体に申請していただき、柏原市のさらなるまちづくりの発展につながることを願っています。

 

 

お問い合わせ

地域連携支援課
電話072-971-8305