マスク着用の考え方の見直しについて

2023年3月15日

 新型コロナウイルス感染症対策におけるマスクの着用につきましては、これまでのように国が一律にルールとして求めるのではなく、個人の主体的な選択を尊重し、着用は個人の判断に委ねることを基本とし、政府は各個人のマスク着用の判断に資するよう、感染防止対策としてマスクの着用が効果的である場面などを示し、一定の場合にはマスクの着用を推奨するとして令和5年2月10日に考え方を見直しました。

 このマスク着用の考え方の見直しは、円滑な移行を図る観点から、国民への周知期間や各業界団体及び事業者の準備期間等も考慮して令和5年3月13日から適用するほか、学校におけるマスク着用の考え方の見直しは令和5年4月1日から適用するとしております。

着用が効果的な場面の周知等

 高齢者等重症化リスクの高い者への感染を防ぐため、マスク着用が効果的な下記の場面ではマスクの着用を推奨します。

  • 医療機関受診時
  • 高齢者等重症化リスクが高い者が多く入院・生活する医療機関や高齢者施設等への訪問時
  • 通勤ラッシュ時等混雑した電車やバスに乗車する時(当面の取扱い)

 そのほか、新型コロナウイルス感染症の流行期に重症化リスクの高い者が混雑した場所に行くときについては、感染から自身を守るための対策としてマスクの着用が効果的であることを周知していきます。

症状がある場合等の対応

 症状がある者、新型コロナウイルス感染症の検査陽性の者、同居家族に陽性者がいる者は、周囲の者に感染を広げないため、外出を控えてください。通院等やむを得ず外出する時には、人混みを避け、マスクを着用してください。

留意事項

 マスクを着用するかどうかは、個人の判断に委ねることを基本とし、本人の意思に反してマスクの着脱を強いることがないよう、個人の主体的な判断を尊重してください。

 子どもについては、健やかな発育・発達の妨げとならないよう配慮することが重要です。特に2歳未満の乳幼児にはマスクの着用を推奨しません。2歳以上の子どもについても、個々の発達の状況や体調等を踏まえる必要があることから、マスクの着用を一律に推奨しません。なお、本人の体調がすぐれず持続的マスクの着用が難しい場合は、無理に着用する必要はなく、マスクを着用する場合は、保護者や周りの大人が子どもの体調に十分注意したうえで着用してください。

 感染が大きく拡大している場合には、一時的に場面に応じた適切なマスクの着用を広く呼びかけるなど、より強い感染対策を求めることも有りえます。ただし、そのような場合においても、子どものマスク着用については、健康面等への影響も懸念されることから、引き続き、保護者や周りの大人が個々の子どもの体調に十分注意する必要があります。

学校における対応(令和5年4月1日から適用)

 学校教育活動の実施にあたっては、マスクの着用を求めないことを基本とします。

 基礎疾患等の様々な事情により、感染不安を抱き、引き続きマスク着用を希望する児童生徒に対して適切に配慮するとともに、換気の確保等の必要な対策を講じます。

 地域や学校における新型コロナウイルス感染症やインフルエンザの感染状況等に応じて、学校・教員が児童生徒に対して着用を促すことも考えられますが、そのような場合も含め、児童生徒や保護者等の主体的な判断が尊重されるよう、着脱を強いるようなことは行いません。

医療機関や高齢者施設等における対応

 高齢者等重症化リスクが高い者が多く入院・生活する医療機関や高齢者施設等の従事者については、勤務中のマスクの着用を推奨します。

事業者における対応

 マスクの着用は個人の判断に委ねられるものでありますが、事業者が感染対策上または事業上の理由等により、利用者や従業員にマスクの着用を求めることは許容されます。

 

お問い合わせ

健康づくり課
電話072-920-7381