【柏原ぶどうレポート16】待ちわびたぶどうの季節到来!横尾地区で初出荷

2022年6月10日

柏原ぶどうレポート

20度以上のあま~いぶどうが勢ぞろい!横尾地区で出荷開始

お待たせしました!
今年も柏原ぶどうの季節が始まりました。

6月2日は、横尾地区でハウス栽培のデラウエアが、大阪北部や京都の市場に向けて今季初めて出荷されました。
横尾地区は、柏原市の山間部にあり、一帯にぶどう畑が広がる地域で、晴れた日は今の季節でも鶯の鳴き声が聞こえてくる自然豊かな場所です。

横尾集出荷場

横尾地区

横尾地区では、10件の農家さんが共同で出荷を行う「共撰(きょうせん)」の方式がとられており、
この日、集出荷場に集まった総量は約600kgでした。

農家さんから箱詰めされたぶどうが運びこまれると、JA大阪中河内の職員さんの立ち合いのもと、規格を満たしているかどうかの確認が始まります。
「目方(めかた)はかりましたよー」と、農家さんの元気な声が聞こえます。「目方」とは、重さのことです。
重さ、色づき、糖度等の規格に合格した良質なぶどうだけが、出荷されていきます。

ぶどう

この日の最高糖度は、23、4度でした。
出荷の規格は18度以上で、20度でも十分甘いといわれる中で非常に高い数値です!

農家の皆さんは、
「今年は2月~3月ごろは雨が多かったので生育が遅れるかと心配したけど、その後晴れ間が続いたり、(ハウス内を暖めるために)ボイラーを焚いたりしてなんとか追いついた」
「最近は適度な雨が降っているから、色付きも良いと思う」
などと話し、今年も満足のいく出来に仕上がっているご様子です。

ぶどうチェック中

ぶどうチェック中2

チェック中3

そんな良質な柏原ぶどうですが、もちろんその裏には、農家の皆さんのたゆまぬ努力があります。
就農してから約5年という20代の農家さんは、「毎回同じことをしても、同じものはできない」と、自然を相手に日々取り組む難しさを話します。

予測できない事態もあり、特に最近の心配事といえば、ウクライナ情勢の影響といいます。
小麦粉やガソリンなど、生活の随所でさまざまな値上げを実感しますが、農家さんにとっても大きな影響が出ているそうです。
ハウス栽培で使用するビニールや加温するための重油等の価格が、高騰しているのです。ベテラン農家さんは、「重油の価格は年々上がり続けてはいたが、今年は私が就農してから最も高い」と話します。

トラックに積み込み中

それでも、皆さんの「おいしいぶどうを食べてほしい」という思いは、揺るぎません。
組合長の横尾誠久さんは、「この先どうなるかわからない不安がある中、農家は一生懸命つくっている。シーズンものなので、手にとっていただけたら一番うれしい」といいます。

集合写真

いつも良質でおいしい柏原ぶどう。
そこには農家さんの想いや工夫がたっぷりと詰まっていて、そのひと房ひと房が、このシーズンにしか出会えない逸品なのです。

これは・・・逃すわけにはいきませんね!
デラウエアの食べごろは、6月~8月のお盆前までです。
ぜひ今年も、柏原ぶどうをお召し上がりください(^-^)/

トラック出発

柏原ぶどうを食べる・購入する方法

柏原ぶどうは、直売所やインターネットでご購入いただけます。
また、8月10日から10月15日まではぶどう狩りを受け付けています。どちらも、天候や育成状況により早く終了する場合があります。
園内は十分に換気されており、お客様同士のスペースを広くとるなど安全に務めていますので、引き続き皆様には、個々でのマスクや除菌シート、レジャーシートの持参などにご協力いただきながら、新鮮なぶどうを食べていただけるとうれしいです!

■柏原ぶどう直売所マップ
http://www.city.kashiwara.osaka.jp/docs/2020040800093/

■ふるさと納税返礼品に「ぶどう」はいかがですか
http://www.city.kashiwara.osaka.jp/docs/2022061000087/

■ネットで購入!ポケットマルシェ
https://poke-m.com/stories/1810?fbclid=IwAR1L8m5ZWoPuFP6irUuVxZHvw5XIEkW6lY-qelqueGq1Yur4F15xxH-ShYM

■「柏原観光ぶどう狩り」料金・問合せ先など詳しくはこちら
http://www.city.kashiwara.osaka.jp/docs/2020040800086/