柏原市立歴史資料館 スポット展示

2024年4月30日

   常設展示室入口横で行っているミニ展示です。寄贈資料のほか、発掘調査の速報展など、およそ2か月ごとに展示替えしています。

  5~6月のテーマ

『こんなモノをいただきました‐五月人形-』

展示期間

令和6年4月30日(火)~令和6年6月30日(日)

概要

 5~6月期は、今月号 広報にも掲載された立派な五月人形を展示しています。

 毎年5月5日、“端午の節句”に五月人形を出す風習は、江戸時代の武家で模造の武具類をかざって男の子の成長を祝ったことに始まるとされ、ひな人形の影響を受けて、やがてお人形をかざる人が出てきたようです。高度成長期には豪壮なものが好まれましたが、生活環境の変化で、近年はコンパクトなものが売れ筋とのことで、お人形は時代を映す鏡でもあるようです。
 展示している五月人形は、市内の方がまさに高度成長期に購入され、長年、お家でかざられていたものです。
 今回は、ほかに、明治時代のものとみられる鎧・かぶと(五月飾り用)や、金太郎・鯉・菖蒲という、端午の節句の3点セットを配する、珍しい五月人形もあわせて展示しています。金太郎は、1000年ほど前の藤原道長の時代に実在したとされる武者、坂田金時をモチーフにしており、五月人形の題材として一般的なものです。
 元来、端午の節句は“菖蒲の節句”とも呼ばれる東アジア共通の祭日で、厄除けのため、菖蒲を刻んだものをお酒に入れて飲み、また、粽(ちまき)などのおもちを食べました。男の子の日とするのは日本独自の文化で、“菖蒲”と“勝負”をかけているようです。
 
 ぜひ、この機会に、五月人形をご覧いただき、兵(つわもの)たちが活躍した平安時代の歴史、また節句の文化について知っていただけると幸いです!

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