令和元年度財政健全化判断比率等の算定結果の公表【確定値】

2020年9月28日

地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づく健全化判断比率等の算定結果

(1)令和元年度決算に基づく健全化判断比率

 地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づいて、令和元年度決算に基づく「実質赤字比率」、「連結実質赤字比率」、「実質公債費比率」、「将来負担比率」の4つの指標について、算定結果を公表します。柏原市における算定結果と基準については次のとおりです。(単位:%)

  実質赤字比率 連結実質赤字比率 実質公債費比率 将来負担比率
算定結果 − (▲1.28)

− (▲16.88)

3.8 −(▲8.0)
早期健全化基準
(イエローカードライン)
12.78

17.78

25.0 350.0
財政再生基準
(レッドカードライン)
20.00 30.00 35.0  

 柏原市の財政状況は、これまで行財政改革を進めてきたため、4つの比率の全てが「早期健全化基準 (イエローカードライン)」の基準値を下回っており、健全段階にあります。

実質赤字比率

 一般会計等(柏原市においては、一般会計のみとなります。)を対象とした実質赤字の標準財政規模(※)に対する比率で、一般会計の決算が黒字のため、「−(該当なし)」となりました。

連結実質赤字比率

 全会計を対象とした実質赤字(または資金の不足額)の標準財政規模(※)に対する比率で、市立柏原病院会計は依然として赤字を抱えているものの、他会計において、その赤字を超える黒字があったため、連結実質赤字額がなく、「−(該当なし)」となりました。

実質公債費比率

 一般会計等が負担する元利償還金及び準元利償還金の標準財政規模(※)に対する比率(平成29~令和元年度の3か年平均)で、企業会計の元利償還金の増を一般会計および一部事務組合の元利償還金の減が上回ったことから3.8%となり、前年度に比べ1.1ポイントの改善となりました。

将来負担比率

 一般会計等が将来負担すべき実質的な負債の標準財政規模(※)に対する比率で、各会計の起債残高の減少などにより、充当可能財源等が将来負担額を超えることとなったため、「−(該当なし)」となりました。

(2)令和元年度決算に基づく資金不足比率

 財政健全化法において、上記の四指標と併せて公営企業の経営状況を表す指標として「資金不足比率」を公表することになっています。

 柏原市の公営企業における資金不足比率を令和元年度決算に基づいて算定した結果は、次のとおりとなりました。(単位:%)

  水道事業 病院事業 下水道事業
算定結果 15.2
経営健全化基準 20.0

 
 算定の結果、市立柏原病院事業会計においては6億4,081万4千円(対前年度比6,260万2千円減)の資金不足がありますが、医業収益の増や一般会計からの繰入れにより前年度に比べ1.8ポイント改善し、15.2%となりました。また、水道事業と下水道事業については、昨年度に引き続き今年度も資金不足額が発生しないため、「−(該当なし)」となりました。

参考資料のダウンロード

健全化判断比率等の算定式  [PDF形式 90KB] 

 ○用語の説明

※ 標準財政規模…地方公共団体の標準的な状態で通常収入されると見込まれる経常的一般財源の規模を示すもの