柏原市平和展を開催しました
2021年9月7日
世界各地では武力による紛争が絶えず、今もなお人類の平和と生存に深刻な脅威を与えています。
今年度の平和展は沖縄戦に焦点をあて、日本において唯一の地上戦の地となった沖縄の実態と動員されたひめゆり学徒隊の悲劇を伝え、平和の尊さと戦争の悲惨さを感じられるよう「沖縄戦~日本唯一の地上戦とひめゆり学徒隊~」をテーマに令和3年8月21日から23日にかけて、柏原市民文化会館(リビエールホールレセプションホール)にて開催しました。
当日ご来場いただきました皆さまにおかれましては、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、場内における人数制限をはじめ、消毒及び検温等の感染対策にご協力いただきありがとうございました。また、コロナ禍の中でご来場できなかった方に少しでも平和の尊さと戦争の悲惨さを感じていただくために今年度開催しました平和展の様子を紹介させていただきます。
1【特別展示コーナー】 沖縄戦~日本唯一の地上戦とひめゆり学徒隊~
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沖縄県平和祈念資料館から借用した沖縄戦のパネル、実物資料展示の様子
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ピースおおさかから借用した沖縄戦とひめゆり学徒隊のパネル展示の様子
2【平和へのメッセージロード】
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市内公立認定こども園・幼稚園・保育所の園児からの平和メッセージ展示の様子
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柏原市民の方、グループホーム神田の皆さまから寄贈いただきました千羽鶴
3【体験コーナー】飯上げ体験
沖縄戦当時、ひめゆり学徒隊らが砲撃を避けながら、しょうゆ樽に入れた重さ10キロもある食糧を運んだ「飯上げ」を体験いただきました。
4【常設展示コーナー】柏原市の記憶~今も残る戦争の傷跡~
- パネル展示
柏原市に残る戦争跡や空襲警報などの資料のパネル展示を行いました。
- 掩体壕
空襲に備えて飛行機を隠すためのコンクリート製の格納庫。大正飛行場(現八尾飛行場)のまわりにも多数作られました。
- 銃撃の弾痕
柏原市本郷地区に残る弾痕。戦争末期の空襲でできたもの。
2. 実物資料展示
- 手榴弾消火器
火元に投げ入れることで容器が壊れて中の薬液が流れ出し、酸素を遮断して消火します。消火器より安価で詰替などの手間がいらないことから、1960年代まで普及していました。
- 炬燵(こたつ)
中に炭火が入っているため、寝ているときに蹴っても火事にならないよう、中の火入れがくるくる回るようになっています。
- ヤカン
- 軍事絵葉書
5【体験コーナー】平和へのキャンドルづくり
平和への想いをメッセージキャンドルに込め、来場者みんなで平和の塔を完成させました。
- ご家族で平和へのキャンドル作成の様子
- 完成した平和の塔