【柏原ぶどうレポート12】JA大阪中河内国分出荷場でハウス栽培のデラウエアを初出荷!

2021年5月27日

柏原ぶどうレポート

今年も甘いぶどうをお届けします!
国分出荷組合の初出荷が始まりました

国分出荷場

 

観測史上、最も早い梅雨入りとなった今年。
雨の合間の5月24日に、JA大阪中河内国分出荷場でハウス栽培のデラウエアの初出荷が行われました。
品種はデラウエア。柏原市で最も多くつくられており、
小粒で種がなく、お子さんから大人まで食べやすいのが特徴です。

午前9時になると、農家さんが続々と、箱詰めしたぶどうを出荷場に持ち込んでこられました。箱の中には、初物の瑞々しいデラウエアが並んでいます。

 

箱入りぶどう


全て集まったところで、大型トラックに積み替えられ、三重、愛知などの東海方面に出発!


ぶどう出荷

ぶどう出荷2

ぶどう出荷3

 

この日の出荷量は、昨年と比べて約600kg多い、約2.4トンになりました。
今後、国分出荷場では5月中は1日おき、
最盛期となる6月から7月にかけては、週に5日間出荷作業が行われ、
7月末までに240トンの出荷が予定されているそうです。

 

リフトでつみ作業


今年の出来について国分出荷組合 組合長の谷口文一さん(写真下)に尋ねると、
「例年通り、甘く育ちました。地元の味を楽しんでもらえればうれしい。もともとは、春先から天候がよく例年より早い出荷を予定していたが、5月に曇天が続き、日照時間が少なくなったことで、昨年よりも1日だけ早い初出荷となった」と教えてくださいました。

 

谷口組合長

 

現状、新型コロナウイルスによる大きな被害はないようですが、
早い梅雨入りには、懸念があるそうです。

「ぶどうが生育する過程では、水分は必要ですが、熟して色づいてきたぶどうは、
雨が降ると玉割れ(実が割れてしまうこと)の被害が心配される」と谷口さん。
雨が降るタイミングが気になって、一日に何度もスマホで天気予報を確認するそうです。
子どものころは、おじいさんから、「西から黒い雲が流れてきたら雨やで」とよく言われたそうで、日々の天気は、ぶどう農家さんにとって昔から大きな関心事だったことがうかがえました。

 

ぶどうの箱


そんな予測が難しい自然を相手にしながら、農家の皆さんは、真心をこめておいしいぶどうを作ってくださっています。

 

組合役員の皆さん


新鮮なぶどうを農家さんから直接購入できる「直売所」も、
順次開店される予定とのことなので、柏原市果樹振興会の直売所MAP(https://www.kashiwara-budou.com/)をご覧いただくなどして、お問い合わせのうえ、お買い求めいただければと思います。

今年も、柏原ぶどうをよろしくお願いします!

お問い合わせ

産業振興課
電話072-972-1554