【日本遺産】もう、すべらせない!!~龍田古道の心臓部「亀の瀬」を越えてゆけ~

2020年7月16日

日本遺産柏原市

龍田古道

さわしゅうぞうさん撮影

日本遺産のストーリー概要

もう、すべらせない!!
~龍田古道の心臓部「亀の瀬」を越えてゆけ~

大和川に沿った、河内と大和を結ぶ道は「龍田道」と呼ばれました。「龍田道」は、時代や目的によって数本の道に分かれており、それらを総称して「龍田古道」と呼んでいます。古くから利用され、聖徳太子が整備し、奈良時代には平城宮から難波宮への行幸路として天皇や貴族が行き交いました。
「龍田古道」は歴史的に重要な道であるだけではなく、亀の瀬の地すべりや龍田大社の信仰、万葉集に数多くの歌
が詠まれるなど、さまざまな特色を持つ道です。
大阪と奈良の府県境の亀の瀬は古くから地すべりを繰り返しており、昭和6、7年の地すべりでは、現在の大和路線の線路やトンネルを押しつぶし、大和川の対岸へと付け替えられて現在に至っています。そのトンネルの一部がそのまま残っていたことが地すべり工事中に発見されています。龍田大社は風の神としても有名ですが、もとは地すべりの恐怖や旅の安全を祈ることに始まったのではないでしょうか。

これからの「龍田古道」

日本遺産は、埋もれた文化資源を観光などで多くの人に訪れてもらうことを目的としています。日本遺産の認定が
ゴールではなく、ここからがスタートです。本市では、多くの人が訪れ、楽しんでいただけるよう取り組んでいきま
す。

 

亀岩と大和川 亀岩と大和川、奥に第四大和川橋梁
大和川の流れは古代から舟運などに利用されてきた。その一方で地すべりによって川の流れが変わり、鉄道橋も架け替えられた。

さわしゅうぞうさん撮影

 

龍田大社龍田大社風鎮大祭
毎年7 月第1日曜日に開催される祭り。剱舞や民踊などの行事のほか、火のごちそうとされる「風神花火」が奉納される。

さわしゅうぞうさん撮影

祝 日本遺産認定

この度、「龍田古道と亀の瀬」、「葛城修験」が日本遺産に認定されました。日本遺産とは、地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化、伝統を語るストーリーを文化庁が認定するものです。これまでに83件が認定されており、今年度は69件の申請中、21件が認定され、104件となりました。日本遺産の認定は今年度で打ち切られることになっており、その最終年度に、本市は2件の認定を受けることができました。

どちらも昨年に続いて2度目の挑戦でした。「龍田古道と亀の瀬」は、本市と奈良県三郷町が共同で申請していました。

  • 文化庁の評価コメント
    古代から続く龍田古道と地すべりをテーマとした興味深い物語で、タイトルも斬新。龍田古道の地理的特徴および地すべりに伴う信仰などが分かりやすくまとまっている。

地図

お問い合わせ

産業振興課
電話:072-972-1554