手足口病について

2019年8月15日

手足口病とは

口の中や手足などに水疱性の発疹が出る、ウイルスの感染によって起こる感染症です。子どもを中心に主に夏に流行します。

 

症状

感染してから3~5日後に、手のひら、足底や足背、口の中などに2~3mmの水疱性発疹が現れます。

発熱は約3分の1にみられますが、あまり高くならないことがほとんどであり、高熱が続くことは通常はありません。ほとんどの発病者は、数日間のうちに治る病気です。しかし、まれですが、髄膜炎、小脳失調症、脳炎などの中枢神経系の合併症のほか、心筋炎、神経原性肺水腫、急性弛緩性麻痺など、さまざまな症状が出ることがあります。また、手足口病の典型的な症状がみられずに重症になることもありますので、注意が必要です。

経過観察をしっかりと行い、高熱が出る、発熱が2日以上続く、嘔吐、頭痛、視線が合いにくい、呼びかけに反応しない、呼吸が速くて息苦しそう、水分が取れずにおしっこがでない、ぐったりしているなどの症状がみられた場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。

 

感染経路

飛沫感染、接触感染、糞口感染(便の中に排泄されたウイルスが口に入って感染することです)が知られています。

 

 

予防対策のポイント

手足口病には有効なワクチンはなく、手足口病の発病を予防できる薬もありません。治った後も比較的長い期間、便の中にウイルスが排泄され、感染しても発病しないままウイルスを排泄している場合もあると考えられることから、日頃からのしっかりとした手洗いが大切です。

 

・手洗いをしっかりすること:タオルなどは共有せず、自分のものを使いましょう

・排泄物を適切に処理すること:おむつ交換時は排泄物を適切に処理し、交換後はしっかりと手洗いしましょう

 

関連サイト(外部サイト)

・大阪府「手足口病について」

お問い合わせ

健康づくり課
電話072-920-7381