海外渡航時の予防接種およびマダニ・蚊媒介感染症について
海外渡航時の予防接種について
海外では、日本で発生していない感染症が流行している地域があり、注意が必要です。そのため、渡航前に適切な予防接種を受けておくことは有効です。
海外生活で必要な予防接種は、通常の予防接種に加え、その土地・地域によっては、黄熱・A型肝炎・B型肝炎・狂犬病・髄膜炎菌感染症・破傷風・日本脳炎・麻しん・風しん等が考えられます。また、ワクチンによっては2~3回接種が必要なため、十分な時間的なゆとり(数か月)をもって接種を開始してください。
海外渡航時の予防接種を受けられる機関
※実施している予防接種の種類や実施日、料金等については事前に各機関へお問い合わせください。
●大阪府医師会予防接種センター
大阪府大阪市天王寺区清水谷町19-14
TEL 06-6768-1486
●大阪市立総合医療センター
大阪府大阪市都島区都島本通2-13-22
TEL 06-6929-1221
●大阪検疫所
大阪府大阪市港区築港4-10-3
TEL 06-6571-3522
●(財)大阪国際空港メディカルセンター
大阪府豊中市蛍が池西町3-555
TEL 06-6856-6485
●関西空港検疫所
大阪府泉南郡田尻町泉州空港中1
TEL 0724-55-1283
関連サイト(外部サイト)
ダニ媒介感染症
春から秋にかけては、マダニの活動が活発化する時期です。草むら等でマダニに咬まれて、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)や日本紅斑熱などを発症した例が全国的に報告されています。これらの感染症にかからないためには、まず、マダニに咬まれないように対策をとることが大事です。
●予防対策
・草むらに入るときには、長袖・長ズボンを着用し、肌の露出をを少なくしましょう。
・帽子や手袋を着用したり、首にタオルを巻いたりしましょう。
・家に入る前に上着や作業服等を脱ぎ、マダニなどを家に持ち込まないようにしましょう。
●マダニに咬まれたら
マダニは、皮膚に口器を突き刺し、長時間吸血します。無理に引き抜くと、マダニの一部が皮膚に残り感染症を引き起こす可能性があります。吸血中のマダニをみつけた場合は、早めに医療機関で処置してもらいましょう。
関連サイト(外部サイト)
蚊媒介感染症
近年、海外では病原体を持った蚊に刺されることにより病気になるデング熱やジカウイルス感染症などの「蚊媒介感染症」が流行しています。また、海外からの渡航者ならびに海外からの帰国者が、海外で感染し、日本で発症した事例が報告されています。
●予防対策について
蚊が媒介する病気を予防するには、蚊に刺されないようにすることが重要です。流行地域へ行かれる際は、蚊のいそうな場所にはなるべく近づかないようにしましょう。また、長袖・長ズボンを着用して肌の露出を少なくしたり、虫よけスプレーや蚊取り線香を使用するなどの対策を行いましょう。
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