生活保護制度の概要
2023年7月3日
生活保護制度とは
生活保護制度は、日本国憲法第25条の理念に基づき、国が、様々な理由により生活に困っている方々に対して最低限度の生活を保障するために必要な給付を行うとともに、自立した生活がおくれるよう支援を行う制度です。生活保護を必要とする可能性は、どなたにもあるものです。ご相談ください。
<参考>厚生労働省ホームページ生活保護を申請したい方へ(外部リンク)
生活保護のしくみ
生活保護は、保護制度以外に利用できるすべてのものを活用しても最低限の生活を営めない場合に受けることができます。
- 資産価値のあるものは処分して利用すること(資産の活用)
- 就労が可能な人は働いて収入を得ること(能力の活用)
- 援助ができる親族があれば援助を求めること(扶養義務者による援助)
- 他の法律や制度で給付を受けられる場合は優先して活用すること(他法他施策の優先)
生活保護の種類
生活保護は、生活、住宅、教育、介護、医療、出産、生業、葬祭の8種類の扶助があります。
生活保護の要否
保護基準(最低生活費)は、要保護者の年齢別、世帯構成別、所在地域別その他保護の種類に応じて厚生労働大臣が定めております。この基準に基づいて、生活保護を申請する方(世帯)の最低生活費を算出します。この最低生活費と、申請する方(世帯)の収入や資産などを比較します。その結果、収入や資産などが最低生活費に満たない場合、生活保護の受給要件が満たされます。
詳しくは、厚生労働省ホームページ生活保護制度 支給される保護費(外部リンク)をご確認下さい。