ヘルプカード
2023年4月19日
障害者など支援を必要とする方が、周囲に支援を求めるための手段として「ヘルプカード」を配布します。
ヘルプカードとは・・・
「あなたの支援が必要です」を伝えるカード
障害のある人には、自分から「困った」となかなか伝えられない人がいます。支援が必要なのに、「コミュニケーションに障害があってそのことを伝えられない人」、「困っていることそのものを自覚していない人」もいます。特に災害時には、困りごとが増えることが想定されます。一方支援する人からは、何かあったとき、「どう支援したらよいかわからない」「障害のことがわからない」という声があります。ヘルプカードはこういった両者をつなげる事を目的としています。
ヘルプカードの意義
ヘルプカードには次のようなことが期待できます。
- 本人にとっての安心
「何かあったときに理解してもらえる、手助けしてもらえる」。障害者自身にとって、何よりの安心です。 - 家族、支援者にとっての安心
「何かあったら、どうしよう」。緊急連絡先を本人が携帯していることは、家族や支援者の不安を和らげます。 - 情報とコミュニケーションを支援
緊急時に必要となる情報をあらかじめ備え持つことができます。さらに、緊急時に支援してくれる人とのコミュニケーションのきっかけになります。
ヘルプカードの使い方
支援が必要な方が持ち歩くことにより、災害時や緊急時など周囲の人に手助けを求めたい時などに、ヘルプカードを提示し支援を求めることができます。
ヘルプカードを通じて、つながりのある地域づくりを目指します
「ヘルプカード」で想定している支援は、誰でも行えるものです。生活の中で障害の特性と初歩的な対応を広く理解してもらうことで、つながりのある地域づくりを目指します。
ヘルプカードの活用場面
ヘルプカードは、こんなときに役立ちます。
- 災害のとき
災害が発生したとき、避難生活が必要なとき - 緊急のとき
道にまよってしまったとき、パニックになったとき、病気のとき - 日常生活において
ちょっとした手助けがほしいとき