サルへの対応方針
2015年6月3日
平成27年5月下旬から出没しているサル(2頭)への対応方針について
市街地に出没するサルの原因
ニホンザルのオスは、4才から6才に達すると必ず生まれ育った群れを放れて、他の群れへ入るために旅をします。これは近親交配を避けるためと言われていますが、その旅の道すがら市街地へ迷い込むことがあります。山奥に生息するサルは、人間と接触することが稀で、市街地へ迷い出ることは少ないのですが、行楽地のサルは餌付けなどで人慣れしており、市街地に出現することがあると思われます。
本来、他の群れへ入る目的の旅ですから、騒いだりして刺激しないで、放っておけば立ち去ります。
有害鳥獣捕獲について
鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律に基づき、野生鳥獣による農作物被害や生活環境被害がある場合に、申請を受けて市が有害鳥獣に対する捕獲を許可するものです。
野生鳥獣であるサルは、出没しているという理由だけで捕獲・処分を行うべきものではありません。まずは、追い払いや侵入防止対策等を行うことが大切です。
現在の対応について
出没情報の連絡が有った場合、柏原警察・柏羽藤消防組合と連絡を取り合い、以下の対応を行っております。
- 現地の状況確認
- 付近の小中学校への注意喚起の連絡
- 登下校時間帯の警察へのパトロールの依頼
- 町会への連絡 希望がある場合は回覧・ポスターの配布
- ウェブサイトへの出没情報の掲載
今後の対応について
平成27年5月17日前後から出没しているサルは2頭連れで長期間柏原市域に滞在しているため、今後市内に住み着く可能性があります。
市におきましては、警察・消防・教育委員会と連携を取りながら、
- 小学生の登下校時の見回り等の強化
- 出没情報の発信(HP・町会など)
- 出没時に市・警察・消防による山側への追い払い。
を継続して実施してまいります。