「大坂夏の陣と柏原」を特集展示

2015年3月31日

 柏原市立歴史資料館(同市高井田)は、慶長20年(1615)の大坂夏の陣の400周年を記念し、3月31日(火)から9月13日まで「大坂夏の陣と柏原」を特集展示する。午前9時30分から午後4時30分。月曜休館(月曜が祝日と重なるときは開館)。入館無料。

 大坂夏の陣では、同市片山・玉手の玉手山古墳群(小松山など)のある丘陵地帯から石川を挟んだ対岸、藤井寺市道明寺などにかけての一帯が戦場となった。小松山の戦い、道明寺の戦いなどと呼ばれる。

 主な展示品は、夏の陣当時の状況や陣の配置図などが記載されている玉手村安田家文書、夏の陣で大坂方に味方した水野庄左衛門(三田家の先祖)に関係する今町三田家所蔵水野家文書、戦場となった玉手山古墳群3号墳で見つかった当時の鉄砲の弾(鉛玉)など。同市の市民歴史クラブ(長澤星二会長・18人)の会員が製作した「大坂夏の陣、小松山・道明寺の戦い」の古戦場立体地形図(幅約180センチ×奥行き約90センチ)なども併せて展示する。戦いのようすが一目で理解できるよう、ビジュアルな構成としている。

 特集展示「大坂夏の陣と柏原」について、くわしくは、同歴史資料館(072-976-3430)まで。

特集展示風景

お問い合わせ

文化財課
582-0015 柏原市高井田1598-1(歴史資料館内)
電話072-976-3430
ファクシミリ:072-976-3431