春季企画展「亀の瀬の歴史」講演会開催 テーマは大和川の舟運「剣先船から魚梁船への荷継ぎ」

2015年3月25日

 柏原市立歴史資料館(同市高井田)は、春季企画展「亀の瀬の歴史 大和・河内をつなぐ道」に関連して、講演会を開催する。4月25日(土)午後1時30分から午後3時。テーマは江戸時代の大和川の舟運「剣先船(けんさきぶね)から魚梁船(やなぶね)への荷継ぎ」で、講師は奈良県王寺町教育委員会の岡島永昌さん。申込不要で、当日先着順。定員90人。受講無料。

 同企画展は、3月28日(土)から6月14日(日)まで開催。午前9時30分から午後4時30分。月曜休館(月曜が祝日のときは開館)。入館無料。

 同講演会、春季企画展などについて、くわしくは、同歴史資料館(072-976-3430)まで。

【亀の瀬】 大和川が大和(奈良県)から河内(大阪府)へ流れ込むところに位置する渓谷。かつては、山桜や紅葉の名所として知られ、この地で詠まれた和歌が万葉集や古今和歌集などに多数収録されている。龍田越えのルートの一つとも考えられ、天皇の行幸などにも利用されたと思われる。他方、交通の難所でもあり、地すべりなどの災害の地でもある。亀の瀬地区の地すべりは数万年前から発生していたと考えられ、昭和初期に発生した地すべりの対策工事は、現在もなお続けられている。

お問い合わせ

文化財課
582-0015 柏原市高井田1598-1(歴史資料館内)
電話072-976-3430
ファクシミリ:072-976-3431