史跡鳥坂寺跡の解説パンフ 2015年版発行 「しびまろ」と「しびめ」が案内 歴史資料館で無料配布

2015年3月9日 (文化財課)

 柏原市教育委員会文化財課は、このほど、同市高井田の史跡鳥坂寺(とさかでら)跡について解説した一般向けパンフレットの2015年(平成27年)版を発行した。A4判、8ページ、オールカラーで、2千部発行。希望者には、同市高井田の同市立歴史資料館で無料配布する。

 このほど発行したパンフレット2015年版は、同課が平成23年8月に発行し、翌・平成24年9月に改訂版を発行したパンフレットの最新版。平成24年度発行の改訂版の在庫が残り少なくなったことから、このほどの発行となった。2015年版では、これまで同一の見開きページにまとめて掲載していた同寺跡の伽藍(がらん)配置と出土遺物を、それぞれ別の見開きページに分けて掲載、併せて図やイラストを増やすなど、より分かりやすく工夫している。古代寺院のイメージにあうよう、表紙の色もブルーからワインレッドに変えた。

 鳥坂寺跡からは復元すると高さ約140センチにもなる巨大な鴟尾(しび=寺院の屋根の両端にある飾り瓦)が出土していることから、2015年版では鴟尾をモチーフにしたキャラクター「しびまろ」と「しびめ」が鳥坂寺の案内を担当している。同キャラクターは、平成23年11月に同歴史資料館で職業体験学習した同市立玉手中学校の生徒たちが当時考えたキャラクター。平成24年度版までの「グレーピーちゃん」(同市の公式キャラクター)と交代しての登場となった。「鳥坂寺」の題字は、同寺跡出土の墨書土器(同市指定文化財)の墨書文字を引き続き使用している。

 同文化財課では、同寺跡の一般向け解説用パンフとして、今後も必要に応じて改訂し増刷していきたいとしている。

 同パンフレットについて、くわしくは、同文化財課(072-976-3430、市立歴史資料館内)まで。

【鳥坂寺】
 飛鳥時代から平安時代にかけて柏原市高井田にあった古代寺院。8世紀ごろの歴史書「続日本紀(しょくにほんぎ)」に孝謙天皇が参拝したとの記述があり、金堂、講堂、塔など主要建物の基壇や礎石などが残されている。「河内六寺」(孝謙天皇が参拝した六か寺)の一つ。寺跡は、平成24年1月、国の史跡に指定された。現在、考古学の研究者や史跡公園整備の専門家などによる委員会を中心に、寺跡の史跡公園化を目指した検討が進められている。

27年鳥坂
しびまろしびめ

 

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