今年も御殿雛をスポット展示

2015年2月24日 (文化財課)

 柏原市立歴史資料館(同市高井田)は、3月の雛(ひな)祭りに合わせて、今年も御殿雛(ごてんびな)をスポット展示する。2月21日(土)から4月23日(木)。午前9時30分から午後4時30分。月曜休館(月曜が祝日のときは開館)。入館無料。

 同歴史資料館では、平成23年から毎年この時期に雛人形をスポット展示している。今回展示するのは、昭和2年(1927)ごろに製作されたと見られる御殿雛で、内裏雛(だいりびな)一対と官女、仕丁など計15体の人形などで構成されている。御殿の大きさは、幅約90センチ×奥行き約40センチ×高さ最大約70センチ。桜や橘、ぼんぼりなどのほか、道具類もすべてそろっており、雛飾りの構成や雛人形の製作技法、雛祭りの変遷を知るうえでも貴重な資料。昨年展示の御殿雛(昭和15年ごろ製作)より少し古く、一昨年展示の7段飾り雛人形とほぼ同じころの製作と思われる。道具類は、明治から昭和初期にかけて買い足されていったもので、計約40点にも及ぶ。宮村和子さん(上市)からの寄贈。併せて、江戸時代の雛祭りのようすを描いた絵の写真パネルや解説パネルなども掲示している。

 同歴史資料館では、「今では珍しい御殿雛、この機会に、ぜひ、ご覧ください」などと話している。

 スポット展示について、くわしくは、同歴史資料館(072-976-3430)まで。

【御殿雛】

 京の御所にみたてた建物(御殿)の中に内裏雛などを置いた、御殿飾りの雛人形をいう。江戸時代、江戸の段飾りに対して、上方(京都や大阪)では御殿飾りが流行した。御殿飾りは、明治から昭和にかけて西日本一帯に広まったが、昭和30年代の終わりごろ、段飾りに押されて姿を消していった。段飾りの全国への普及による雛飾りの画一化は、同時に雛人形の地方色の消滅ともいわれる。

【雛祭り】

 五節句の一つ、上巳(じょうし・じょうみ)の日に行う行事として、古くから3月3日に行われている。しかし、本来、上巳の日とは旧暦3月上旬の巳の日を意味する。今年は、旧暦3月5日、新暦では4月23日が上巳の日にあたる。遊びが節句の行事と結びついたと思われるが、起源は、はっきりしない。

【五節句】

 季節の節目となる日(節句)のうち、重要とされる五つの節句。人日(じんじつ=1月7日)、上巳(3月3日)、端午(たんご=5月5日)、七夕(しちせき・たなばた=7月7日)、重陽(ちょうよう=9月9日)の五つ。

27年3月おひなさま 27年3月おひなさま3
27年3月おひなさま2

お問い合わせ

文化財課
柏原市高井田1598-1(歴史資料館内)
電話:072-976-3430
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