1~2月のスポット展示は竿秤と万石通し

2015年1月7日 (文化財課)

 柏原市立歴史資料館(同市高井田)では、1月4日から2月末まで、竿秤(さおばかり)と万石通し(まんごくどおし)をスポット展示している。午前9時30分から午後4時30分。月曜休館(月曜が祝日のときは開館)。入館無料。使用方法を説明するパネルや写真なども併せて掲示している。

 竿秤は、重さを量る道具で、竿と分銅、量る物をぶら下げるために引っかけるカギがセットになっている。展示の竿秤は、メートル法のものと尺貫法(しゃっかんほう)のものの計2種類。メートル法のものは80キログラムまで、尺貫法のものは23貫(約86キログラム)まで量ることができる。わが国では明治以後、メートル法と尺貫法が併用されており、公的な単位としてはメートル法に統一されていったが、一般日常生活では長く尺貫法が使用されていた。

 万石通しは、米(玄米)ともみ殻を分けたり、くず米を取り除いたりするための道具。斜めに張った網の上に米を落とすと、細かいもみ殻やくず米は網の下に落ちる仕組み。江戸時代の中ごろに江戸で発明され、農作業の効率を飛躍的に向上させた。自動もみすり機に装着するなど、昭和初期まで使用されたという。展示の万石通しは、市内雁多尾畑地区で使用されていたもの。柏原市域では、市内古町の「細工人永原屋徳左衛門」作の万石通しが広く使用されていたが、展示のものには「請合細工法隆寺並松大坂屋清吉」との墨書があり奈良の職人の作であることが分かる。雁多尾畑地区と奈良との結びつきを示す資料でもある。

 メートル法の竿秤は、曽奈美章さん(法善寺)からの寄贈。尺貫法の竿秤と万石通しは、坂田安廣さん(雁多尾畑)からの寄贈。

 同歴史資料館では、「開催中の企画展『ちょっと昔の道具たち』と併せて見てもらえれば」などと話している。

 今回のスポット展示について、くわしくは、同歴史資料館(072-976-3430)まで。

【スポット展示】 同歴史資料館が市民から寄贈を受けた古文書や民具などを「こんなものをいただきました」として紹介する小展示。いわば、同歴史資料館収蔵品紹介の最新情報。常設展示場入口横のスペースで、おおむね2か月ごとに展示替えしている。

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