特集展示は「わたしの宝物」 市民製作の模型やコレクションなど

2014年12月26日

 柏原市立歴史資料館(同市高井田)は、初めての試みとして、12月23日から「わたしの宝物」をテーマに、市民から公募した作品やコレクションなどを特集展示している。来年(平成27年)3月29日(日)まで。午前9時30分から午後4時30分。月曜休館(月曜が祝日のときは開館)。入館無料。

 「わたしの宝物」は、市民自らが製作した工芸品などの作品や市民が所蔵する昔の写真、歴史的資料のコレクションなど、市立歴史資料館で展示するのにふさわしい逸品を広く紹介する展示。より親しまれる歴史資料館を目指し、今回の展示となった。展示品は同市の広報誌「広報かしわら」の8月号や9月号などで一般公募され、締切りの9月30日までに3人と1グループから応募があった。

 今回の展示品は、絵画、伊勢神宮内宮や民家の模型、古代寺院鳥坂寺の鴟尾(しび)の再現模型、茶道具、ホテルのディナーショー関係資料のコレクションなど。絵画は、鍾馗や翁(おきな)の日本画や色紙など数十点。伊勢神宮内宮の模型は、木製で幅約50センチ×奥行き約90センチの台に正殿や拝殿などが配置されている。正殿の高さは約30センチ。鳥坂寺の鴟尾の再現模型は、発砲スチロール製で長さ約90センチ×幅約46センチ×高さ約1.3メートルの実物大。平成24年に市民グループが製作したもので、これまでにも同歴史資料館などで展示されている。茶道具は、茶碗、香合、茶杓(ちゃしゃく)など。ディナーショー関係資料は写真やプログラムなどで、昭和40年ごろのもの。シティ・ホテルでディナーショーが開催されるようになった草創期のものという。

 展示品の一般公募は同歴史資料館にとって初めてのことでもあり、十分周知できなかったせいか応募が少ないなど今後に課題を残したが、集まった展示品は一見の価値があるものばかり。同歴史資料館では、「今後とも、より親しまれる歴史資料館を目指して工夫していきたい」などと話している。

 同歴史資料館では、昨年(平成25年)4月から2階常設展示室の一画に特集展示コーナーを設け、数か月ごとにテーマを決めて展示替えしている。

 特集展示「わたしの宝物」について、くわしくは、同歴史資料館(072-976-3430)まで。

特集展示風景1 特集展示風景2 特集展示風景3

 

お問い合わせ

文化財課
582-0015 柏原市高井田1598-1(歴史資料館内)
電話072-976-3430
ファクシミリ:072-976-3431