島原市議ら柏原市立歴史資料館を視察 市教委文化財課が案内

2012年10月18日

 長崎県島原市の市議会議員らの一行が、18日、柏原市役所を訪問、同市の都市計画マスタープランの見直し状況を視察するとともに、併せて同市高井田の同市立歴史資料館などを視察した。

 一行は、島原市議会の永尾邦忠副議長と同市議会産業建設委員会の本多秀樹委員長ら同市の市議会議員7人と議会事務局職員2人の計9人。柏原市役所で都市整備部都市計画課の大谷充課長らからマスタープラン見直しについての説明を受けた後、同歴史資料館を訪れた。大谷課長らが同行した。同歴史資料館では、同市教育委員会文化財課の桑野一幸参事が、展示品を解説するとともに、平成4年に行われた隣接の史跡高井田横穴公園の整備などについて説明するなど案内した。当初は、横穴の見学も予定されていたが、雨天のため館内での案内のみとなった。

 平成19年2月に文化庁の埋蔵文化財発掘調査体制等の整備充実に関する調査研究委員会から出された「埋蔵文化財の保存と活用(報告)」では、遺跡などの埋蔵文化財を積極的に保存し活用するために、市町村内にある重要な遺跡を核とした施策の計画を策定し、総合計画やマスタープランに組み込むことが望ましい、などと提言している。

 一行は、16日に近畿入りし、18日までの日程で、柏原市のほか河内長野市の地域産品ブランド化や和歌山県紀の川市の第6次産業化への取組みなどを視察した。

 

【史跡高井田横穴公園】

 6~7世紀の墓である横穴群の一帯を整備した史跡公園。面積は、約3万6千平方メートル。隣接して、柏原市立歴史資料館がある。ともに今年でオープン20周年を迎えた。

 

【第6次産業化】

 農業生産者などの第1次産業従事者が、生産(第1次産業)から加工(第2次産業)、流通・販売(第3次産業)までのすべてにかかわることにより、全過程での付加価値を得、これによって生産を活性化させようという取組み。1から3までの数字を足し算又は掛け算すると6になるところから第6次産業化と呼ばれる。

 

島原市視察1 島原市視察2

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