韓国・百済歴史の旅 帰国報告会開催 11月21日(水)フローラルセンターで

2012年11月9日

 さきごろ、韓国を訪問、百済の遺跡を見学するなどした柏原市の市民サークル、市民歴史クラブと郷土史を探る会の帰国報告会が、11月21日(水)午後1時30分から午後3時、柏原市安堂町1のフローラルセンター(市立女性センター=市役所別館3階)大会議室で開催される。市民歴史クラブの長澤星二会長と郷土史を探る会の枡谷政則事務局長が、古代日韓の文化交流や百済の遺跡、今回の現地での市民交流のようすなどを報告する。入場無料。申込み不要で、当日先着順。定員150人。

 柏原市内には、百済(7世紀後半まで朝鮮半島南西部にあった国)との文化交流を示す多数の遺跡が残されている。同市高井田の高井田山古墳は、百済の武寧王陵(ムニョンワンヌン)と規模や構造、副葬品などが非常によく似ている。松岳山(まつおかやま)古墳群の茶臼塚古墳と石村洞(ソクチョンドン)古墳群の第4号墳などの墳丘は、ともに方形の石積みで同じ構造。こうしたところから、韓国に残る百済の遺跡の見学や現地での市民レベルでの交流を通じて、古代の文化交流を体感するとともに将来の友好交流につなげようと、両サークルの市民ら計14人が10月23日から26日の日程で、百済の遺跡などが残る公州(コンジュ)市や扶余(プヨ)郡などを訪問していた。

 報告会では、今回訪問した武寧王陵のある宋山里(ソンサンニ)古墳群のほか石村洞古墳群、定林寺址(チョンリムサジ)などの遺跡や公州市議会の高光喆(コ・クワンチュル)議長、同市武寧王国際ネットワーク協議会の鄭榮一(チョン・ヨンイル)会長、韓国国立公州大学校の尹龍●(ユン・ヨンフク)教授らとの交流のようすなどを中心に報告する。

 韓国・百済歴史の旅帰国報告会について、くわしくは、長澤会長(080-1411-9198)又は桝谷事務局長(090-8881-4062)まで。

●火へんに赤二つ

 

百済見学1 百済見学2

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