冬季企画展「ちょっと昔の道具たち」 今回のテーマは「昔話の風景」

2012年12月7日

 柏原市立歴史資料館(同市高井田)では、平成25年1月6日(日)から3月3日(日)まで、冬季企画展「ちょっと昔の道具たち」を開催する。午前9時30分から午後4時30分。月曜休館。入館無料。

 同企画展は、昭和30年代ごろの「ちょっと昔」まで日常生活の中で普通に使われていながら、いつのまにか目にしなくなった生活用具などを紹介する、同歴史資料館恒例の展示。毎年、この時期にテーマを変えて開催している。年配の世代にはなつかしく、若い世代には珍しい。今回のテーマは、「昔話の風景」。昔から語り伝えられてきた、おとぎ話や民話などの昔話にスポットを当て、これらの昔話の中に登場する道具、茶釜や番傘、背負子(しょいこ)、行灯(あんどん)、機織機(はたおりき)などを展示する。併せて、昔話を語るときに使われた道具として、大正時代以前(約百年前)に作られたと思われる幻灯機なども展示する。全国的に知られる昔話だけでなく、地元、柏原に伝わる「ひらい(避雷)観音」や「赤馬伝説」なども取り上げる。

 同歴史資料館では、「昔話の中に出てくる道具を実際に見て、いっそう昔話を味わうとともに理解を深めてもらえれば」などと話している。 冬季企画展「ちょっと昔の道具たち~昔話の風景~」について、くわしくは、同歴史資料館(072-976-3430)まで。

 

【避雷観音】

 落雷の被害に苦しんでいた村人を救うため、雷を井戸に閉じ込めたという、壺井寺(同市法善寺)の観音様の話。

 

【赤馬伝説】

 夜道で交換した立派な馬が、翌朝、埴輪の馬に変わっていたという、古代豪族・田辺氏(同市田辺)と応神天皇陵(羽曳野市)にまつわる話。

 

市立歴史資料館 年末年始休館のお知らせ

 年末は、12月28日(金)まで開館。29日(土)から休館。 年始は、1月6日(日)から開館。5日(土)まで休館。7日(月)は休館。

 

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お問い合わせ

文化財課
582-0015 柏原市高井田1598-1(柏原市立歴史資料館内)
電話072-976-3430
ファクシミリ:072-976-3431