昨年夏注目の企画展「難波より京に至る大道を置く」 今秋、府立中央図書館で出張展示 柏原市立歴史資料館

2014年9月5日

 柏原市立歴史資料館(安村俊史館長)は、推古天皇21年(613)の難波大道をテーマにした「難波より京に至る大道を置く」を東大阪市荒本北1の大阪府立中央図書館(服部道代館長)1階で出張展示する。同市の市民歴史クラブ(長澤星二会長・18人)と共同で、同歴史クラブ製作の大道を明示した立体地図(縦150センチ×横180センチ)と併せ、大道の解説パネルなどを展示する。9月23日(火)から10月8日(水)、午前9時から午後7時(土・日・祝は午後5時まで)。近鉄けいはんな線「荒本」駅下車、北西へ徒歩約10分、東大阪市役所北側。

 「難波より京に至る大道を置く」は、同歴史資料館の昨年の夏季企画展のテーマ。同夏季企画展は、日本書紀の推古天皇21年11月の条に記述がある「難波より京に至る大道」(難波大道)のルートをめぐる通説に真っ向から挑んだ新説を展開し、各方面から注目を集めた。今回は、そのダイジェスト版。より多くの府民らに大道の真の姿を知ってもらおうと、今回の出張展示となった。 同歴史資料館と同歴史クラブ共同の府立中央図書館での出張展示は、平成24年の古代寺院鳥坂寺の再現模型、25年の古代寺院智識寺と河内大橋の再現模型などに続いて、今回で3度目。

 同歴史資料館と同歴史クラブでは、「展示を通じて、より多くの方に大道について考えてもらえれば」などと話している。

 

講演会も開催

  出張展示に併せ、安村館長による大道をテーマにした講演会も開催する。10月4日(土)午後1時30分から午後3時。府立中央図書館2階大会議室。定員70人。申込み不要で、当日先着順。出張展示、講演会とも主催は同市立歴史資料館と同市民歴史クラブ、府立中央図書館が共催する。

 出張展示や講演会などについて、くわしくは、同市立歴史資料館(072-976-3430)まで。

 

出張展示

お問い合わせ

文化財課
582-0015 柏原市高井田1598-1(柏原市立歴史資料館内)
電話072-976-3430
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