風戸堤の歴史看板一時撤去 正式許可前にフライング

2014年5月7日

 柏原ライオンズクラブ(上田学会長)の寄付で、先ごろ柏原市国分本町3丁目付近の大和川堤防に設置された風戸堤の歴史看板が、一時撤去された。大和川を管理する国土交通省の正式許可が下りていなかったため、同堤防前の河川敷公園を管理する柏原市公園緑地課が自主的に一時撤去した。

 同歴史看板は、治水やまちづくりに大きな役割を果たした風戸堤の歴史を知ってもらおうと、同ライオンズクラブが昨年から現地での設置を計画。国土交通省の許可の見通しが立ったことから、先月30日に関係者らが出席して現地で除幕式が行われていた。しかし、国土交通省からの正式な許可文書は送付されておらず、いわばフライングしたかたち。公的な看板である以上あくまで正式許可が必要と、このほどの一時撤去となった。同公園緑地課では、正式許可を待って、改めて設置したいとしている。

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