今年も府立中央図書館で出張展示 市民歴史クラブ製作の古代寺院再現模型など

2013年7月19日

 柏原市立歴史資料館(同市高井田)は、今年も大阪府立中央図書館(東大阪市荒本北1)1階展示コーナーで、同市内の歴史愛好者サークル・柏原市民歴史クラブ(長澤星二会長、18人)のメンバーらが製作した古代寺院の再現模型などを出張展示する。同歴史クラブ、府立中央図書館との共催。8月27日(火)から9月8日(日)、月曜休館。午前9時から午後7時(土・日・祝は午後5時まで)。無料。近鉄けいはんな線「荒本」駅下車、北西へ徒歩約10分、東大阪市役所北側。

 今年のテーマは、「智識寺と河内大橋」。奈良時代ごろ同市内にあった智識寺の伽藍(がらん)再現模型や大和川に架かっていたと考えられる河内大橋の再現模型と解説パネルなどを展示する。同歴史クラブでは、平成20年ごろから、かつて同市内に在った古代寺院などの模型での再現に取り組んでいる。智識寺伽藍は平成21年、河内大橋は今年の製作で、いずれも完成までに数か月を要した力作。特に智識寺の再現模型は、高さ約1メートルの五重塔が二つ並んでおり、圧倒的スケールで迫ってくる。昨年は、古代寺院・鳥坂(とさか)寺の伽藍再現模型と実物大の鴟尾(しび)(寺院の屋根の飾り瓦)の復元模型を9月から10月に出張展示した。同歴史資料館では、「古代の柏原をイメージするためにも、できるだけ大勢の人に見てもらいたい」などと話している。

 

講演会「知識の造った寺と橋」も開催
 9月1日(日)午後1時30分から府立中央図書館2階大会議室で、同歴史資料館の安村俊史館長による講演会「知識の造った寺と橋」も開催する。定員70人、申込不要で当日先着順。無料。

 出張展示や講演会について、くわしくは、同市立歴史資料館(072-976-3430)まで。

 

智識寺模型 河内大橋模型

お問い合わせ

文化財課
582-0015 柏原市高井田1598-1(柏原市立歴史資料館内)
電話072-976-3430
ファクシミリ:072-976-3431