柏原市立歴史資料館「館報」 最新　第25号（2012年度版）発行

　柏原市立歴史資料館（同市高井田）は、このほど、同歴史資料館の1か年度の業務概要などをまとめた「館報」の最新版、第25号（2012年度版）を発行した。A4判、本文84ページ、1色刷り。口絵カラー。4百50部発行。近隣市の博物館など関係機関に配付するほか、1部4百円で希望者にも頒布する。

　同歴史資料館では、1988年度版から「館報」を発行しており、前1か年度の企画展や講演会の開催状況、資料の収集整理、入館者数など、同歴史資料館の業務の概要をまとめている。併せて、学芸員らの調査・研究報告なども収録しており、郷土史関係の最新の研究成果を知ることができる。

　第25号の研究報告は、「『埋蔵物録』から見た玉手山の古墳調査」（河内一浩）、「鳥坂寺跡出土の瓦の表面にみられる砂礫」（奥田尚）、「河内安宿郡国分村における近世大和川の水制」（安村俊史）、「大正15年の文化財保護～当時、鳥坂寺跡保存の可能性はあったのか？～」（宮本知幸）の4本。カラー口絵は、「寛政8年国分村絵図（南西尾家文書）」。

　「館報」第25号について、くわしくは、同歴史資料館（976-3430）まで。