史跡高井田横穴・秋の特別公開 10月19日(土)に開催

2013年9月27日

 柏原市教育委員会文化財課は、史跡高井田横穴・秋の特別公開を10月19日(土)に開催する。午前10時から午後3時。申込不要で参加無料。JR大和路線高井田駅から北へすぐ、近鉄大阪線河内国分駅から北へ徒歩約15分。雨天決行。普段は非公開の横穴の内部に入って、線刻壁画を間近に見学することができる。

 史跡高井田横穴は、6世紀から7世紀にかけての古代の墓で、内部に「ゴンドラに乗る人物」などの線刻壁画が描かれていることで全国的に有名。貴重な史跡に親しむことで文化財への理解を深め、郷土への愛着を育んでもらおうと、同文化財課が、毎年、春と秋に代表的な横穴、10数基の内部を特別に公開している。当日は、同文化財課の職員らが時間を決めて案内する。同市の市民歴史クラブ(長澤星二会長・18人)の会員が今回もボランティアで協力、職員らとともに受付や案内を務める。 同文化財課では、「秋の1日を利用して、郷土の文化遺産に親しんでもらえれば」などと話している。

 特別公開について、くわしくは、同文化財課(同市立歴史資料館内、072-936-3430)まで。

 

【史跡高井田横穴】

 大正6年(1917)に発見され、大正11年(1922)に国の史跡に指定された。古墳と異なり、崖面に直接、墓室などが掘られている。総数は、未発見のものも含め、約200基に上ると推定されており、現在、周辺一帯、約3万6千平方メートルが史跡高井田横穴公園として整備されている。

 

2013秋横穴公開

お問い合わせ

文化財課
582-0015 柏原市高井田1598-1(柏原市立歴史資料館内)
電話072-976-3430
ファクシミリ:072-976-3431