石畳と淡い街灯まちづくり【太平寺地区 ~歴史のロマンとぶどうの香るまち~】

2018年6月19日

大阪府「石畳と淡い街灯まちづくり支援事業」とは

「大阪ミュージアム構想」のコンセプトのもと、大阪の歴史的・文化的資源等を活かし、「石畳と淡い街灯」など街の個性や魅力を引き出すまちづくりを支援し、人が集い・賑わい・交流する大阪を全国にアピールしていく事業です。

他市では、以下の5地区が採択されています。

  • 箕面市(阪急箕面駅周辺・箕面公園沿道地区)
  • 枚方市(枚方宿と枚方浜周辺地区)
  • 富田林市(富田林駅南地区)
  • 河内長野市(高野街道周辺地区)
  • 岸和田市(岸和田城周辺地区)

大阪ミュージアム構想については、大阪府のホームページを参照してください。(大阪府のホームページへ

「歴史のまちなみぶらり ~Buratto OSAKA~ エリアガイド」

「石畳と淡い街灯まちづくり」を進めている府下の6地区(箕面市・枚方市・柏原市・富田林市・河内長野市・岸和田市)の見どころを紹介したパンフレットが出来ました。
パンフレットは、市役所および関係官庁に置いております。(パンフレット

太平寺地区の選定理由

「小高い丘陵にある歴史的街並み、ぶどう畑の農風景、ワインやぶどうといった特産品をうまく取り込んだ提案で、地域の強みを活かして地域経済の活性化やコミュニティの再生等に取り組むプランとなっている。歴史的・文化的資源の質は高く、また良好な状態で維持されている。こうした、まだ知られていない大阪の資源を発掘しアピールしていく取り組みは、これから地域資源を活かしたまちづくりに取り組む団体等へのモデルとなる。」 (歴史・文化的まち並み再生補助金モデル地区審査会の選定理由より)

ハード整備事例

太平寺地区の整備方針は、「歴史の道整備と特産物(ぶどう・ワイン)の発信により、地域の活性化を目指すまちづくり」を目標とし、以下の項目をまちづくりの具体的方針として整備を行いました。

  • 歴史・文化・自然にふれあえるまちづくり
  • ぶどう・ワイン・歴史を活かし、地域活性化につなげるまちづくり
  • 来訪者と地元のふれあいが高まるまちづくり
  • 地域住民がまちづくりに積極的に参加するいきいきとしたまちづくり

以下では、主にハード整備(工事関係)の内容について紹介します。 
整備計画図

坂道の石畳風舗装

地区の中心から観音寺へ至る坂道は、地区の中心道路的な存在であり、また沿道には古民家が多く存在することから、特に景観に配慮した舗装として、石畳風の模様をつけたコンクリート舗装に改修しました。電柱には木柱風の巻き化粧を施し、和風デザインの照明灯を設置しました。 

【整備前】

【整備後】

整備前  整備後

せせらぎ水路と遊歩道の美装化

地区の北東にあるせせらぎ水路の沿道には、いまなおぶどう畑が広がっています。里道沿いの小道の上には、ぶどう棚がトンネル状に張り出しており、独特の景観を醸し出しています。せせらぎ水路と小道の修景を行うことにより、散策ルートとして積極的に活用していきます。

【整備前】 【整備後(1)】 【整備後(2)】
 整備前  整備後1  整備後2

業平道および地区内道路の美装化  

地区内には、在原業平が高安通いの際に通ったとされる業平道や、智識寺跡、清浄泉などの歴史的資産が存在します。
これらの歴史的資産を磨きあげ、アピールしていくために、地区内道路の舗装美装化を行います。

【整備前】 【整備後(1)】 【整備後(2)】

整備前

整備後1 整備後2

担当部局

お問い合わせ

都市政策課
整備係
電話072-972-1597