社会事業の実践者 武田慎治郎

2014年8月25日

 かつて、柏原市高井田に武田慎治郎という人がいた。
  武田慎治郎は、明治元年(1868)福井県生まれ。警察官として曽根崎署長などを歴任した後、大正2年(1913)、大阪府立修徳館(現・「児童自立支援施設・大阪府立修徳学院」)の館長となった。
  大正11年(1922)、同館の柏原市高井田(当時は中河内郡堅下村高井田)の現在位置への移転にかかわった後、公費による、いわゆる「不良・非行」少年などの感化教育(教護教育)に限界を感じ、大正15年(1926)、私財を投じて武田塾(現・「児童養護施設・武田塾」)を修徳館の所在地と同じ高井田に開設。以後、昭和15年(1940)に72歳で没するまで、自ら理想とする少人数の家庭的な子育てを基本とした児童養護、少年教護教育など社会事業の実践に尽力した。まさに郷土の偉人というべき人物で、その教育理念は現在の武田塾にも受け継がれている。

(文責:宮本知幸)

 

 

武田信治郎

 

武田慎治郎
写真提供:武田塾

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