冬季企画展 「ちょっと昔の道具たち ~ハイテクものがたり~」開催中 柏原市立歴史資料館

2014年1月14日

 柏原市立歴史資料館(同市高井田)では、3月9日(日)まで、冬季企画展「ちょっと昔の道具たち ~ハイテクものがたり~」を開催している。午前9時30分から午後4時30分。月曜休館。入館無料。

 冬季企画展「ちょっと昔の道具たち」は、昭和30年代ごろの「ちょっと昔」まで日常生活の中で普通に使われていながら、いつのまにか目にしなくなった生 活道具などを紹介する、同歴史資料館恒例の展示。毎年、この時期に開催している。年配の世代にはなつかしく、若い世代には珍しい道具の数々を目にすること ができる。

 毎回テーマを変えており、今回は、「ちょっと昔のハイテク道具」を取り上げる。炭を使ったハイテク、人の力で動くハイテク、電気で動くハイテクの3つの コーナーに分け、さまざまな工夫が施された道具や現代でも驚きをもって迎えられる機能を持った「ハイテク」道具の数々を紹介している。

 主な展示品は、安全炬燵(こたつ)、炭火アイロン、手動式計算機、初期のパーマ機、蓄音機など。安全炬燵は、たとえ蹴飛ばしても中に仕込んだ練炭は常に 上を向くようにできており、決して火事にならないという工夫が施されている。炭火アイロンは、わずかな炭火でアイロンがけができるなど、現代ではかえって 新鮮なアイデアに満ちている。手動式計算機は、歯車の組合せによる計算機で、組み合わされた歯車を手動で操作することにより複雑な計算もこなす、すぐれもの。最近の道具にも引けを取らない。パーマ機は、昭和初期のもので、そのデザインは今見るとかえって斬新。蓄音機は、電気を使わない手動ゼンマイ駆動式の もの。蓄音機時代に一般的だったSPレコードも併せて展示している。

 同歴史資料館では、「昔の道具の意外な近代性や当時の人々のアイデアを知ってもらえれば」などと話している。 冬季企画展「ちょっと昔の道具たち ~ハイテクものがたり~」について、くわしくは、同歴史資料館(072-976-3430)まで。

 

ハイテク展ポスター

昔のこたつ

安全こたつ

昔の計算機

手動式計算機

お問い合わせ

文化財課
582-0015 柏原市高井田1598-1(歴史資料館内)
電話072-976-3430
ファクシミリ:072-976-3431