「南西尾家文書目録1」発行 柏原市立歴史資料館

　柏原市立歴史資料館（同市高井田）は、このほど「河内国安宿部郡国分村　南西尾家文書目録1」を発行した。同市の古文書調査報告書の第9集。A4判、本文88ページ・図録4ページで、400部発行。関係機関などに配付するほか、希望者には1部600円で実費頒布する。

　このほど発行した文書目録は、同歴史資料館が平成18年3月に同市国分本町4の西尾寛一さんから寄贈を受けた、同家所蔵古文書の目録第1弾。同家は、近 世以来、「南西尾家（みなみ・にしおけ）」と呼ばれてきたことから、目録のタイトルも「南西尾家文書目録」としている。同家の文書類が数千点と膨大な量に 上ることから分冊で発行することになった。以後、続刊の予定。

　内容は、江戸時代から明治、大正、昭和初期に至る各時代の山林・畑・宅地賃貸簿や小作簿など文書類の目録や主な文書を活字化した史料と調査概要や国分村についての解説など。併せて、文書の写真などを図録で収録している。文書研究の基礎資料。

　同文書目録について、くわしくは、同資料館（976-3430）まで。