千葉県の高校生が市立歴史資料館などを見学 夏季合宿で大阪・奈良を訪問

　千葉県習志野市の私立東邦大学付属東邦高校の東邦考古学研究会（山岸良二顧問）の高校生 ら計10人が、7月31日、柏原市立歴史資料館（安村俊史館長）と隣接の史跡高井田横穴公園を見学した。同市教育委員会文化財課の山根航さんが一行を出迎 え、館内や公園内を解説しながら案内した。

　同研究会は、東邦高校の文化系クラブの一つ。毎年、夏休みの期間を利用し、全国の大学や博物館、埋蔵文化財センターなどを見学する、夏季合宿を実施している。今年は、7月30日から8月1日の日程で、奈良・大阪方面を訪問することになった。

　7月30日、千葉を出発した一行は、その日は史跡今城塚古墳（高槻市）を見学。翌31日、午前中に特別史跡キトラ古墳（奈良県明日香村）を見学した後、 柏原市立歴史資料館などを訪問した。古墳はよく知っていても横穴は知らなかった生徒もおり、「初めて見た」「中に入ることができてよかった」などと、感動 したようすだった。

　一行は、8月1日、史跡五色塚古墳（神戸市垂水区）を見学、関西大学（吹田市）のオープンキャンパスなどにも参加して帰郷の途に就いた。