牡丹蒔絵硯箱

2014年8月29日

名称(ふりがな)

牡丹蒔絵硯箱(ぼたんまきえすずりばこ)

 

員数

1点

 

時代

江戸時代

 

種別(指定番号)

重要文化財 工芸品(245)

 

指定年月日

明治32年8月1日

 

所有者

安福寺(大阪市立美術館寄託)

 

所在地

大阪市天王寺区(大阪市立美術館)

 

解説

 この品は、山水蒔絵硯箱菩提樹蒔絵香筥と ともに、尾張徳川家2代藩主徳川光友から安福寺に寄進されたものです。蓋縦24.8cm、蓋横23cmで、蓋表には金銀の高蒔絵により岩と牡丹が描かれて います。安福寺は天平年間に創建されたと伝えられ、その後、荒廃していましたが、江戸時代前期に珂憶上人(かおくしょうにん)によって再興されました。珂 憶に帰依していた徳川光友は安福寺再建に援助し、その後も寄進を続けました。寄進された三品は、書画・茶道にも通じた光友らしい品です。安福寺の境内には 徳川光友の廟所(びょうしょ:墓所)があります。

牡丹蒔絵硯箱画像

牡丹蒔絵硯箱

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