【柏原ぶどう情報ガイド】柏原ぶどう豆知識

2020年5月27日

品種によって異なる、食べごろの時期

品種 説明 食べごろ
デラウエア デラウエア1 小粒で甘い 色は赤くほとんどは種なしぶどう
ポピュラーな品種
6月上旬~8月中旬

ピオーネ

ピオーネ1 種なしで食べごたえ十分 甘み、ボリューム満点 8月上旬~9月中旬

シャインマスカット

 

皮ごと食べられる種なしぶどう、マスカットの上品な香りと爽やかな甘さが口の中いっぱいにひろがる

8月上旬~9月上旬
マスカット・ベリーA ベリーA 酸味と甘みが程良く調和したすぐれもの
色は濃い藍紫色 赤ワインの原料にもよく使われる
8月下旬~9月下旬
ネオマスカット マスカット さわやかなグリーンで香りも最高
果肉がよく締まり、歯切れは最高
9月上旬~9月下旬

甲州

(本ぶどう)

甲州 100年の栽培歴史を持ち「本ぶどう」ともいわれる
完熟果は高級和菓子に勝る上品な味 白ワインの原料にもよく使われる
9月中旬~10月中旬

 ※このほかにも柏原市内のぶどう直売所では、様々な種類のぶどうがたくさん販売されています。

 各店を巡ってそれぞれのお店の一押しぶどうを食べ比べてみるのもおすすめです。

柏原ぶどうの由来

柏原ぶどうは、一名「河内ぶどう」あるいは、「堅下ぶどう」とも呼ばれていました。
栽培は古く、今から280年前(宝永3年)と言われており、明治20年頃までは、家屋の日陰樹として、わずかに栽培されていました。
現在栽培されている甲州ぶどうは、明治11年頃に、大阪府が沢田村(現藤井寺市)に設けた指導園で育成した苗木を、堅下村平野(現柏原市)の中野喜平氏が栽培に成功したのがきっかけになって普及しました。
大正時代は、第1次世界大戦後に好景気が続きぶどうの需要が増大しました。
当時は、交通事情が悪かったので、他府県産ぶどうの入荷量が少なく高価に販売されたので大増殖しましたが、その結果、生産過剰になったため、大正10年に出荷組合を設立して他府県へ貨車で出荷販売し、昭和3年~10年には大阪府は全国で第1位のぶどう産地に発展しました。
その後第2次世界大戦中、食糧難や労力、肥料など生産資料が不足したため、減反したが、ぶどうは電波兵器に必要な酒石酸製造のため栽培されました。
大戦後は、年々復興したが、昭和30年代から台風や高度経済成長の影響をうけ、また他府県産ぶどうの入荷もあり農家の経営面積も縮小されました。
現在は、大阪中央市場や他府県に出荷販売し、また都市住民のため観光ぶどう狩りや、ぶどうの宅配便などで発展しています。

柏原ぶどうができるまで

ぶどう栽培の1年

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産業振興課
電話072-972-1554