柏原コットンファームプロジェクト/上徳谷の保全活動について
2014年4月1日
上徳谷の棚田保全活動について
雁多尾畑の上徳谷は、かつては棚田が連なり、美しい風景が広がっていましたが、急傾斜で農道が狭いなどの理由で、現在、農地が遊休化し荒れており、「大阪府都市農業の推進及び農空間の保全と活用に関する条例」(平成20年4月施行)に基づき、平成20年8月に遊休農地解消対策区域に指定された地区です。
柏原市農空間保全委員会では、上徳谷を柏原市におけるモデル地区として、農地の保全と活用に向けた取り組みを進めています。
※柏原市農空間保全委員会
「大阪府都市農業の推進及び農空間の保全と活用に関する条例」に基づき設置された組織で、農地の活用と保全についての取り組みを進めていくため、平成20年8月に柏原市農業委員会、JA中河内柏原営農経済センター、柏原市産業振興課、大阪府中部農と緑の総合事務所、大阪府みどり公社を構成メンバーとして設置されました。
柏原市農空間保全委員会の取り組み
H20.4月 | 「大阪府都市農業の推進と農空間の保全と活用に関する条例」の施行 |
H20.8月 | 上徳谷地区を条例に基づく「遊休農地解消対策区域」に指定し、遊休農地対策を開始 |
H21.9月 | 地区内に学習農園開設(堅上小学校、堅上幼稚園、堅上中学校で活用) ・ヤンマー(株)の協力による耕運作業等を経て、農地として再生 |
H22.6月~10月 | 緊急雇用対策事業による草刈実施(のべ17日間) ・地区の農地約3.3ha里道約1.4ha |
H22.9月 | (株)クボタ(e-プロジェクト)の協力による耕運(のべ2日間) ・地区の農地約1ha |
H22.10月 | 「棚田ふるさと保全活動」の開催」 |
H23.7月 | 地元農業者とともに現場確認 |
H23.8月~10月 | 緊急雇用対策事業による草刈実施(のべ23日間) ・地区の農地約2.9ha |
作業前
学習農園で芋植付
(株)クボタによる耕うん
草刈作業
平成22年10月31日「棚田ふるさと保全活動」
美しい棚田風景をとりもどす一環として、地域の方々や応募されたボランティアの方々、計約120名のみなさんが、棚田の草刈り、レンゲや菜の花の種まき、野菜の植付け、耕うん機操作体験などを行いました。